2025年9月16日火曜日

英語が複雑そうに見えるのは、V が複雑になるから: 英語は実はかなりシンプル(2) 

先に、

 「もっとも V が複雑な英文 ---  英語は実はかなりシンプル(1)」

で例に挙げた、複雑そうに見える文は、じつは、 

The lost dog "will have been being searcher for" / for 24 hours / tomorrow noon.

                    S           V

のように、もっとも単純な文型 SV の文です。


 ただ、V「うごき」の部分が、複雑になっていて、


will [ (推測・未来の)助動詞 の現在形 ] + have [ (完了の)助動詞 の原形 ] 

     + been [ (受け身の)助動詞 be の過去分詞 ] + being [ (進行の)助動詞 be の現在分詞 ] +

     + searched for [ 句他動詞「~を探す」の過去分詞・受動 ]


のように、

一つの V「うごき」が、多くのパーツから出来ています。


それでも、will have been being searched for の全体が、一まとまりとなって、

主語 The lost cat に接続して、主語の V「うごき」になっています。


つまり、will have been being searched が、

一つの「受け身の進行の完了の未来の動詞」の「人称形」です。


* 動詞・人称形: 動詞・現在形が、主語の人称(自分、話し相手、第三者)によって形を変えるので、

ここでは、とくに、

「主語に接続する動詞」

という意味で、「動詞・人称形」という用語を用いています。

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