先に、
「もっとも V が複雑な英文 --- 英語は実はかなりシンプル(1)」
で例に挙げた、複雑そうに見える文は、じつは、
The lost dog "will have been being searcher for" / for 24 hours / tomorrow noon.
S V
のように、もっとも単純な文型 SV の文です。
ただ、V「うごき」の部分が、複雑になっていて、
will [ (推測・未来の)助動詞 の現在形 ] + have [ (完了の)助動詞 の原形 ]
+ been [ (受け身の)助動詞 be の過去分詞 ] + being [ (進行の)助動詞 be の現在分詞 ] +
+ searched for [ 句他動詞「~を探す」の過去分詞・受動 ]
のように、
一つの V「うごき」が、多くのパーツから出来ています。
それでも、will have been being searched for の全体が、一まとまりとなって、
主語 The lost cat に接続して、主語の V「うごき」になっています。
つまり、will have been being searched が、
一つの「受け身の進行の完了の未来の動詞」の「人称形」です。
* 動詞・人称形: 動詞・現在形が、主語の人称(自分、話し相手、第三者)によって形を変えるので、
ここでは、とくに、
「主語に接続する動詞」
という意味で、「動詞・人称形」という用語を用いています。
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