2026年6月25日木曜日

”(不思議な)完了形” be gone は、実は "受け身” be done と兄弟の関係【3】  英語は実はかなりシンプル(21)

 『自動詞』は、

(『他動詞』と違って)『目的語』がありませんから、

『過去分詞』の場合、

「これまで」の範囲における『完了』、

だけかと思うと、

一部の『自動詞』、

とくに go は、

「(これまでに)行ってしまって、(その結果、”いま”)”いない”」という、

「動きの”状態”」

を表します。


『主語』の「”いま”の動きの”状態”」は、

「イコール」の『助動詞』be 

によって『主語』に接続し、

『主語』の「いない」という”うごき”を表します。


The bears are gone now.

あの熊たちは、今は、いない。


「(これまでに)行ってしまって / (その結果、いま、)いない(状態の)」             

                          ( gone )  /  gone 

                   ###***

ーーーーーーーー-ーーーーーー===-------------------

                    ***are 助動詞・現在形

                     「(~という動きの状態)である」

                      @The bears

                               時間の流れ→

ーーーーーーーーーーーーーーー===--------------------

               これまで |いま|これから

                                                                      現在



以上のように、


『他動詞』が、

「イコール」の『助動詞』be  + 『主語側の「~してしまった」”結果”としての、

                目的語側の「~されてしまっている」”状態”』 

という構造によって、

『主語』=「~されてしまっている”状態”」

となって、

目的語側の「~される」という”うごき”、

を表すように、


『自動詞』go では、

「イコール」の『助動詞』be   + gone「(これまでに)行ってしまった結果としての、

                         (いま)”いない”状態」 

という構造によって、

『主語』=「いない、という”状態”」

となって、

『主語』の、「いない」という”うごき” 、

を表します。


以上のように、

“完了”be gone  と  ”受け身” be done  は、

共通する構造を持つ、兄弟の表現形式と言えます。




”(不思議な)完了形” be gone は、実は ”受け身” be done と兄弟の関係【2】  英語は実はかなりシンプル(20)

 『他動詞』spot 「見つける」の『過去分詞』

の内容は、

「(これまでに)見つけてしまった、見つけたことがある」という「動きの”実績”」

「(その結果、いま)見つけられてしまっている」という「動きの”状態”」

の二通りです。


「実績がある、実績を持っている」という日本語と同じ発想で、

「見つけてしまった、という動きの”実績”」を表す ”完了”の spotted は、

『助動詞』have『持っている」 と

have + spotted   のように結びついて、

「見つけてしまった、見つけたことがある」という内容を表します(『現在完了』)。


They have spotted bears on the hill.

彼らは、丘の上に、熊を見かけている(熊を見つけ、熊hはまだいる)。


   ***on the hill

   ***bears

     ( ***spotted「<その結果、いま>見つけられてしまっている<状態の>」 ) 

   ***spotted「(これまでに)見つけてしまった(実績)」

ーーーーーー===------------------------

      ***have「持っている」

      @They                 時間の流れ→


ーーーーーー===------------------------

  これまで |いま|これから

                             現在


一方、

「見つけられてしまっている、という動きの”状態”」を表す”受け身”の spotted は、

「イコール」の『助動詞』be  によって『主語』と接続して、 

『主語』の「見つけられる」という”うごき”

を表します。(『受動態』)


Bears are spotted on the hill.

熊たちが、丘の上に、目撃される。


      ***on the hill

      ***spotted「(その結果、いま)見つけられてしまっている(状態の)」

  ( ***spotted「<これまでに>見つけてしまった<実績>」 )

ーーーーーー===------------------------ーーーーーー

      ***are 助動詞・現在形「(~という動きの”状態”)である」

      @Bears                        時間の流れ→


ーーーーーー===------------------------ーーーーーー

  これまで |いま|これから

                             現在


"(不思議な)完了形” be gone は、実は ”受け身” be done と兄弟の関係【1】 英語は実はかなりシンプル(19) 

何人かで、丘へ(ブルーベリーや根曲り竹を採りに)行こうとしたら、

熊がいるのが遠目に見える、という場合は、


They spot a bear on the hill.


ということになり、


暫く別の所で時間を潰して、あらためて来てみたら

熊はもういない、という場合は、


The bear is gone.


となります。


be  +『過去分詞』

は、まず「受け身」を連想させますが、

「受け身」の『過去分詞』をつくる動詞は

『他動詞』で、 

spot も『他動詞』です。


『他動詞』は、

「他のものに働きかける」動き、

なので、

働きかけをする側(『主語』)と、働きかけを受ける側(『目的語』)があります。


『過去分詞』は、

「これまで」の時間の中で”完了”する動き、

なので、

過去分詞・"完了"の spotted は、

「(これまでに)見つけてしまった(実績)」、

という内容です。


** 『現在完了』の

   have  +『過去分詞』

   は、

  「(これまでに~してしまった、~したことがある)実績」を「持っている」、

  という内容を表し、

  つまり、

  ( 『過去形』が、「(過去に)~をした」という「過去の行為」を表すのに対して、 )

  「現在にいる主語は、~した実績を持っている(経験を積んでいる)人である」、

  と言っています。


  「その熊は、林の中へ行ってしまった(だから、今はいない)」は、

  The bear has gone into the woods.

      となります。


『他動詞』では、

『主語』の側が、

「(これまでに)見つけてしまった」ので、

『目的語』の側は、

「(その結果、いま)見つけられてしまっている」という「状態」、

になります。


これを、『主語』と接続すれば、

『主語』の「見つけられる」という”うごき”を表すことができます。


しかし、『過去分詞』には、『現在形』も『過去形』もありませんから、

『過去分詞』は「時間(の流れ)」の”中”に、ではなく、

”外”にあり、

そして、

「主語」は、「時間の流れ」の”中”にいます。


したがって、

「(その結果、”いま”)見つけられてしまっている」という「動きの”状態”」を

『主語』に接続するためには、

「時間の流れ」の”中”と”外”を”橋渡し”する『助動詞』、

が必要で、


  モノの”状態”を説明する『形容詞』

  (やはり、『現在形』も『過去形』も無いので、「時間の流れ」の”外”にあります)が、

  「イコール」の意の be(『”自”動詞』)によって、

  『主語』と接続するように、


「(その結果、いま)見つけられてしまっている」という「動きの”状態”」は、

「イコール」の『”助”動詞』be によって、

『主語』と接続して、

「見つけられる」という『主語』の〝うごき”を表します。



2026年6月21日日曜日

"doing" も "to do" も、「(~)すること」だから、まったく同じ?   英語は実はかなりシンプル(18)

 英語の文は、

* 動詞人称形(主語につく形)、

* 名詞(モノ)、

* 形容詞(モノを説明)、

それに

* 副詞(動詞、形容詞、副詞を説明)

で出来ています。


(5文型は、動詞人称形、名詞、形容詞、  だけで出来ます。)



doing も to do も、

主語 + doing,

主語 + to do,

というかたちで主語の’うごき’を表すことはしませんから、

doing も to do も、『動詞・人称形』ではありません。


 したがって、

doing も to do も、

『動詞・人称形』以外の、

* 名詞、

* 形容詞、

* 副詞

”のような”働きをすることになります。


 ”名詞のような”働きの一つが、

『他動詞』の働きかけを受ける、つまり、

『目的語』になることで、

「(~)すること」という日本語が対応します。


 しかし、

want + to do,

stop + doing,

のように、

doing、 to do を目的語(の一部)とする他動詞は、決まっています。


want は「(これから~すること)を欲する」という内容なので、

want to do

という組み合わせになります。


to do の to は「到達」を表し、

to do は「do に到達する」ということで、

to do は「”これから” do が実現する」という内容だからです。

want to do は、「これから do が実現すること、を欲する」ということになります。 


stop は「(現におこなわれている動き)を止める」という内容なので、

stop doing 

という組み合わせになります。

”現に実現している動き”でなければ、止めることができないからです。


したがって、

「気分転換に、山へ行きたい」

は、

”I want to go to the mountains for a change.”

となり、


「熊が出るので、(よく行っていたけれど、)山へ行くのをやめる」

という場合は、

"I stop going to the mountains because of bears."

となります。



         ***for a change

         ***to the mountains

        →***to go 自動詞・不定詞

                                        (O)

ーーーーーー===------------------------


      @I (S)                  時間の流れ→

      ***want (V) 他動詞・現在形

ーーーーーー===------------------------

  これまで |いま|これから

                             現在




      +++because of bears


      +++to the mountains

      +++going 動名詞

                               (O)

ーーーーーー===------------------------


      @I (S)                                                                             時間の流れ→

      +++stop (V) 他動詞・現在形

ーーーーーー===------------------------

   これまで |いま|これから

                              現在



2026年6月15日月曜日

『進行形』は 『 be”動詞” + doing 』?    英語は実はかなりシンプル(17)

 『動詞』には、『現在形』と『過去形』があります。


しかし、『未来形』はありません。

未来の’うごき’を表すための『助動詞』 will は、

’推測の助動詞’の『現在形』です。

現在から、未来を推測しています。


現在と過去があるということは、時間(の流れ)があるということです。


今、アメリカで、月へ再び行こうという「アルテミス計画」が進められていて、

We can go to the Moon.

という状況ですが、


すでに1969年7月20日に、アポロ11号が月に到達していますから、

その前の状況は、今から振り返ると、

They could go to the Moon.

ということになります。


この 『動詞・原形』go は、

『助動詞・現在形』can にも『助動詞・ 過去形』could にも接続していますから、

『原形』go そのものは、現在にも過去にも属さず、

時間を超越しています。


つまり、動詞には。

『現在形』、『過去形』のように、’時間(の流れ)’ の"中"にあるものと、

『原形』のように、’時間(の流れ)’ の"外"にあるものがあります。


宇宙船が、目下、月に向かっていれば、

The spaceship is going to the Moon.

ということになり、


1969年にアポロ11号が月へ向かって飛んでいる最中だったら、

今から振り返って、

The spaceship was going to the Moon.

ということになります。


つまり、going も、’時間の流れ’の”外”にあります。


going は、

「(いま、もっか)進みつつある、という”動きの状態”」

を表し、

それが”現在”において発生しているのか、”過去”において発生していたのか、

を表すのは、

『助動詞・現在形』can か『 助動詞・過去形』could です。


going が、なぜ’時間(の流れ)’の”外”にあるのか、

というと、

これ以上小さくなったら "go" とはいえない、

という、いわば

go という’うごき’の最小単位が、時間の流れに乗って(時間の経過に従って)流れますが、

流れる様子が、もっとも良く見えるのは、

’時間の流れ’の”外”(’時間の流れ’の”岸の上”)から、だからです。


したがって、

「(いま、もっか)進みつつある(という”状態”)」は、

’時間の流れ’の”岸の上”から撮影された映像、

のようなもので、

これが『主語』の’うごき’になるためには、

『主語』に’接続’しなければなりません。


ところが、『主語』は’時間の流れ’の”中”にいる(ある)ので、

’時間の流れ’の”中”の『主語』と、’時間の流れ’の”外”の going を、

’橋渡し(仲介)’するものが必要で、

それが『助動詞』です。



      ***to the Moon

      ***going (V)「(いま、もっか)進みつつある(状態の)」

ーーーーーー===------------------------

      ***is 助動詞・現在形

      @The spaceship (S)           時間の流れ→


ーーーーーー===------------------------

  これまで |いま|これから

                              現在


( is going =「進行の動詞」be going<原形> の『現在形』 )



これに対して、

Our dream is going to Mars someday.

「私たちの夢は、いつの日か火星へ行くことです」

では、

going は、「行くこと」という、”名詞のような”内容です。


『進行形』の going は、

[(いま、もっか)進みつつある、という、主語の’うごき’の”状態”」  を表し、


’もの’の”状態”を表す『形容詞』が、

「イコール」を意味する『be"動詞"』によって、

『主語』と接続して、『主語』の”状態”を表すように、


「’うごき’の”状態”」を表す going(『現在分詞』)は、

「イコール」を表す『be"助動詞"』を介して『主語』に接続し。

『主語』の’うごき’になります。


一方、

"名詞のような" going は、「主語の’うごき’」を表すわけではないので、

『be"助動詞"』によって仲介されて『主語』と接続することは、

ありません。


      +++someday

      +++to Mars

      +++going [動名詞] 

                               (C)

ーーーーーー===------------------------


      @Our dream (S)             時間の流れ→

      +++is (V) 自動詞・現在形

ーーーーーー===------------------------

  これまで |いま|これから

                             現在



以上から、

見かけ上、同じに見える 

is going

でも、

『助動詞』is   + 『現在分詞』 going  (『進行形』)

の場合と、

『自動詞』is   + 『動名詞』going

の場合とがあります。

2026年6月11日木曜日

Starships 恒星間宇宙船(10) Michio Kaku / Physics of the Impossible ( Anchor Books ) より

 Ion and Plazma Engines 【2】 



          A typical ion engine  looks like the inside of a TV tube. 

   典型的なイオン・エンジンは、テレビのブラウン管の内部のように見える。 


A hot filament is heated by an electric current, which creates a beam of ionized atoms, such as xenon, that is shot out the end of the rocket.

ホット・フィラメント( 加熱フィラエント。イオン・エンジンの中心的な部品 )が電流によって加熱され、そのことによってイオン化(電離)された、キセノンのような原子のビームをつくり出し、それがロケットの後部から噴射される。


Instead of riding on a blast of hot, explosive gas, ion engines ride on a thin but steady flow of ions. 

高温の爆発的なガスの噴出によって推進する代わりに、イオン・エンジンは、イオンの稀薄だが安定した流れによって推進する。


   

             NASA's NSTAR ion thruster was tested in outer space aboard the successful 'Deep Space 1' probe, launched in 1998.

             NASA(アメリカ航空宇宙局)のNSTAR(エヌスター)イオン・スラスター(推進器)は、1988年に打ち上げられて成功した’ディープ・スペース1号’宇宙探査機 に載せられて、宇宙空間(大気圏外)でテストされた。


The ion engine fired for a total of 678 days, setting a new record for ion engines.

そのイオン・エンジンは、(連続してではなく)全部で678日にわたって稼働し、イオン・エンジンの新記録を樹立した。


The European Space Agency has also tested an ion engine on its 'Smart 1' probe.

欧州宇宙機関も、その’スマート1号’宇宙探査機で、イオン・エンジンをテストしている。


The Japanese Hayabusa space probe, which flew past an asteroid, was powered by four xenon ion engines. 

日本の’はやぶさ’宇宙探査機は、小惑星の近くを飛行し、四基のキセノン・イオン・エンジンで推進力を供給された。


Although unglamorous, the ion engine will be able to make long-haul mission (that are not urgent) between the planets. 

地味ではあるが、イオン・エンジンは、惑星間の、長距離のミッション(それは、急を要しない )をおこなうことができるだろう。


In fact, ion engines may one day become the workhorse for interplanetary  transport.

事実、イオン・エンジンは、いつの日か、惑星間の輸送の担い手になるかもしれない。


2026年6月6日土曜日

事業存続マネジメント(21)   The Definitive Handbook of Business Continuity

 Edited by Andrew Hires and Peter Barns


* Disaster can strike, within your organization as well   (7)  

         ディザスターは襲ってきます、あなたの組織の中でも


          Unexpected events and insidents can become dizasters

    思いがけないイヴェントやインシデントが、ディザスターになり得ます 


* Disasters do happen   ( 1 )  

  ディザスターは、起こるものです



          It is still a widespread belief that disasters only happen to others, and that the probability of a disaster is so low that investment in Business Continuity Management cannot be justified with ease.  

    (それ) [ ディザスターは、他の組織に対してだけ発生する、ということ、/  そして、ディザスターの発生可能性はとても低いので、事業存続マネジメントへの投資は、容易には正当化され得ない、ということ ] は、今だに広く行き渡っている確信です。


However, statistics show that disasters do happen, and you could be the unfortunate victim today.  

しかし、統計は示しています  /  ディザスターは発生するものであり、あなたが、今日、不幸な犠牲者になる可能性が、無いとはいえない、ということ。

* could=実現性の弱い世界・助動詞・”現在形”


          For instance, a survey conducted by Comdisco during 1995 shows that as many as 19% of companies have reported an IT unavailability of more than 24 hours.  

  たとえば、Comdisco【災害復旧サーヴィス】によって1995年におこなわれた調査は、示しています  /  19%もの会社が、24時間を超えて It が使えなかったと報告してきていること。


This is one in five organizations.

これは、組織の五つに一つです。


And this is just IT.        

そして、これは It だけのことです。


As organizations have many more key dependencies that are not IT, the probability of business interruptions is in reality much higher.

組織は、もっと多くの、IT ではないけれども決定的に重要なもの、に依存しているので、事業の断絶の発生可能性は、実際にはもっと高いことになります。


And when your organization is larger, you will have more key dependencies and vulnerabilities, hence it is more probable that your organization will suffer a business interruption at some point in time.

そして、あなたの組織が大きいほうならば、あなたには、もっと多くの重要な依存対象と弱点があり、したがって、あなたの組織が、いつかの時点で、事業の断絶におちいるであろう可能性は、もっと大きくなります。


Although smaller organizations have fewer dependencies, they are usually more important, hence an occurrence of a disaster here usually has a higher impact.  

小さいほうの組織には、より少ない依存対象がありますが、(小さな組織にとっては、大きな組織にとってよりも)それらは、たいてい、より重要で、したがって、ここでのディザスターの発生には、たいてい、より大きな衝撃があります。


          Another myth is that when a disaster happens, organizations are flexible enough to survive, even without a business continuity plan.

  もう一つの神話は、ディザスターが発生するとき、組織には、たとえ事業存続計画が無くても生き延びられるほどに柔軟性がある、というものです。


On this topic, there is some variance in the statistics.  

この話題に関しては、統計上、ある程度のばらつきがあります。


But all mention a figure between 60% and 90% of companies that find themselves out of business within 24 months of disaster.

しかし、すべての統計は、ディザスターの24か月以内は事業が出来ない、と認識する会社が60%から90%、という数字を示しています。


And those that do survive typically never reach the same level of business that they would have obtained without the disaster occurring.

そして、(ディザスターを)たしかに生き延びる組織はあっても、だいたいは、そのディザスターが発生しなかったら達成したであろう事業の同じレヴェルに到達することは、決してありません。

* would=仮定の世界・助動詞・”現在形”