2025年9月30日火曜日

『助動詞』が、「時間の流れ」の”中”と”外”を「橋渡し」します : 英語は実はかなりシンプル(7)

 『主語』は「時間の流れ」の”中”にいて(あって)、

done、doing、to do は、「時間の流れ」の”外”にありますから、

done、doing、 to do は、

そのままでは、『主語』に接続することが出来ません。つまり、

そのままでは、『主語』の V「うごき」を表すことは出来ません。


 そこに登場するのが『助動詞』で、

『助動詞・人称形』は、

「時間の流れ」の”中”にあって『主語』に接続し、

「時間の流れ」の”岸”を超えて done、doing、to do にも接続して、

「時間の流れ」の”中”と”外”を「橋渡し」します。



(1) done の場合は、


* 『過去分詞』done は、

「これまで」に「~という動き、をおこなってしまった、おこなったことがある」、

という内容なので、

「”これまで”の”実績”」ということになり、


日本語での

「~をした実績が”ある”、実績を”持っている”」という発想と同様に、

『主語』と done を「橋渡し」する『助動詞』は、

have ということになります。



* 『他動詞』の場合は、


       **     動きの”主体”が、「これまで」に「~という動きをしてしまった」 

    反映として、

       **     その動きを受ける側(”目的語”側)は、

   「いま」、その結果として「~ されてしまっている”状態”」

   にあるので、


『主語』=「いま、~ されてしまっている”状態”」

の ”=” に当たる『助動詞』は、

be ということになります。



* 『自動詞』の場合は、

たとえば go「行く」の場合、

『過去分詞』gone では、


    **    「これまで」に「行ってしまった」という動き、が「完了」し、

    **     「いま」、その「結果」としての「いない」という”状態”、が発生しているので、


  『主語』=「いま、いない、という”状態”」

の ”=” に当たる『助動詞』は、

be ということになります。



(2)doing の場合は、


『現在分詞』doing は、

「いま」、「~という動き、をおこなっている、おこないつつある”状態”」、

という内容なので、


『主語』=「~という動き、をおこなっている、おこないつつある”状態”」

の”=”に当たる『助動詞』は、

be です。



(3)to do の場合は、


『不定詞』to do は、

「これから」、「~という動きをしようとしている”状態”」、

という内容なので、


『主語』=「これから、~という動きをしようとしている”状態”」

の ”=” に当たる『助動詞』は、

be です。



このように、

done、doing、to do  は、

「これまで」、「いま」、「これから」という、

それぞれの時間域の V「うごき」をつくり、

そららのV「うごき」が連動して、

結果的に、

連続する時間のすべてをカヴァーしています。

2025年9月29日月曜日

done・doing・to do は、どれも、『名詞』、『形容詞』、『副詞』のように働きます:英語は実はかなりシンプル(6)

  『文型』に使われる品詞の種類は

『動詞・人称形』、『名詞』、『形容詞」、の3種です。

これだけで、どの文型の文も作れます。


 さらに、文型の要素ではありませんが、『名詞』”以外”を説明する

『副詞』が加わって、


『文』を作るのに必要な品詞は、

『動詞・人称形』、『名詞』、『形容詞』、『副詞』の4種です。


* ここで、

done、doing、to do は、

「時間の流れ」の”外”にあり、

『主語』は、「時間の流れ」の”中”にあるので、 

do、doing、to do は、(そのままでは、)

『主語』に接続できません。つまり、

done、doing、to do は、

『動詞・人称形』ではありません!


 したがって、 

done、doing、to do は、

『動詞・人称形』以外の、

『名詞』、『形容詞』、『副詞』として機能します!!



(1) もっとも馴染みがあるのは、

to do の、

『名詞的用法』、『形容詞的用法』、『副詞的用法』ですが、

次のような用法も、to do の『形容詞』のような用法と考えられ、


*    Neal Armstrong was to become the first human to set foot on the Moon.

  「二―ル・アームストロングは、月に足を下ろす最初の人間になる運命だった」では、

Neal Armstrong = to become「これから ~ になる」・・・ という関係で

(was は『助動詞』)、

to become が、

 Neal Armstrong は、「これから月に足を下ろす最初の人間になろうとする」、

 と説明するので、

to become は、『形容詞』のように機能しています。


 to set・・・は、the first man に付いて、説明しているので、

やはり、『形容詞』としての機能です。



(2) doing の『名詞的用法』が

『動名詞』で、

さらに、


* He is singing on the stage. (『進行形』)では、

  「彼は、ステージで歌っている」では、

He = singing・・・

という関係で He を説明しているので、

doing は『形容詞』のように働いており、


* He rode his bicycle along the river, singing loudly.

「彼は、大声で歌いながら、彼の自転車を川に沿って走らせた」では、

rode を、「並行して発生している動き」として

『副詞』のように説明しており(『分詞構文』)、



(3) done は、

「これまで」におこなってきた動き、

なので、

「~をしてきた、~したことがある」という

「実績」であり、


* Humans have landed on the Moon.

「人類は、月に着陸したことがある」は、

「『現在』にいる人類は、月に着陸したという”実績”を”持っている”」

という内容で(『現在完了形』)、

この場合、

『過去分詞』landed は、

『助動詞』have の『目的語』のような立場なので、

done の『名詞』としての機能であり、 


* 『他動詞』の場合は、

たとえば write「書く」の『過去分詞』は、


** 主語側が、「これまで」の時間域で「書いてしまった」とき、

** 目的語側は、その結果、「いま」の時間域で、「書かれてしまっている」という”状態”になり、


* "Blue Highway" was written by William Least Heat-Moon.

「”ブルー・ハイウェイ”は、ウィリアム・リースト・ヒート=ムーンによって書かれた」

では、

Blue Highway = written・・・ の関係で、Blue Highways を、

『形容詞』のように説明しています(『受動態』)( was は『助動詞』)。


* The asteroid probe Hayabusa returned to Earth, watched over by many people.

「小惑星探査機はやぶさは、大勢の人々に見守られて、地球に帰還した」では、

句他動詞・watched over 「見守る」は、


** 主語側は、「これまで」に「見守ってしまった、見守ってきた」

** 目的語側は、その結果、「いま」は「見守られている」 

という内容になり、

『受動』のニュアンスの「見守られている」が、

returned を『副詞』のように説明しています。(『分詞構文』)


 『分詞構文』は、『現在分詞』、『過去分詞』の

『副詞的用法」という見方も出来ます。





2025年9月26日金曜日

done・doing・to do は”見えません”-----現在形・過去形は”見えます”が: 英語は実はかなりシンプル(5)

 done『過去分詞』、doing『現在分詞』、to do『不定詞』が、

『主語』の V「うごき」を表すには、

『主語』に接続しなければなりません。


ところが、done、 doing、 to do は、

「時間の流れ」の”外”にあるので、

「時間の流れ」の”中”にいる(ある)『主語』には、

そのままでは接続できません。


『動詞・現在形』do (does)、『動詞・過去形』did は、

「時間の流れ」の”中”にあるので、

「時間の流れ」の”中”にいる(ある)『主語』に、そのままで接続します。


 この事情を”可視化”するために、

これらの「動き」( V「うごき」の"素<もと>" )を、

「ボール」にたとえてみます。 


「時間の流れ」を「川の流れ」にたとえると、

『現在』は、そのうちの ”a地点 ~ b地点” の範囲で、

『主語』は a地点にいて、ゴムボート( スピードは出ませんが、流れるだけなので)に乗って、浮かんでいます。

『主語』の隣にボール(ヨガボールなら直径45センチくらい。もちろんサッカーボールでもかまいません)が浮いています。

ゴムボートは、『主語』を乗せて流れ、

ボールも流れます。

同じ流れに浮かんでいるので、流れる速さは同じです。

したがって、『主語』には、ボールがどのくらいの速さで流れているか、わかりません。


『動詞・現在形』は、

元々は、「時間の流れ」の外にあった『動詞・原形』ですが、

「時間の流れ」の『現在』の領域に来て『動詞・現在形』になり、

『主語』がボールに手を載せて、『主語』とボールが繋がって、ボールは『主語』の V「うごき」になります。


『動詞・現在形』が、ボールとして実体化しているのは、

「実現可能性」がある範囲で、b 地点までです。

b地点を超えると、実現可能かどうかわからなくなり、ボールは消失します。

( b地点の向こうは、『助動詞・現在形』will によって推測することになります。)


『過去』も、”a地点 ~ b地点” が、「時間の流れ」の上流へ移動するだけで、

他は同じです。

「実現可能性」がある間は、ボールが実体化していますが、

b地点を超えると、ボールは消失します。

( b地点の向こうは、『助動詞・過去形』would によって推測します。)


 ここまでは、ボールは、『主語』から見えていて、V「うごき」として使う場合は、

ボールに手を載せて、繋がります。


 ところが、done、doing、to do のボールは、

「時間の流れ」の上にいる『主語』からは見えません。

「川の流れ」と違って、「時間の流れ」では、

『主語』の上流側にも下流側にも、ゴムボートの前後にスクリーンが取り付けられているようなもので、

スクリーンが『主語』と共に移動して、

「これまで」の領域も「これから」の領域も、見せてくれないからです。


したがって、

「これから」を流れ下るボールも、

「いま」を流れているボールも(ボールの速さは、『主語』にはわかりません)、

「これから」を流れ下るボールも、

「時間の流れ」の”外”(『時間の流れ』の”岸”の上)から見ることになります。

そこには、スクリーンが無いからです。


『主語』は、done も doingも todo も、直接に見ることができませんから、

まして、『動詞・現在形』、『動詞・過去形』の場合のように、

『主語』が、直接に手を載せて、繋がって V「うごき」にすることもできません。


 このように、「動き」を表すボールにも、『主語』から、

「見えるボール」と「見えないボール」があります。


 したがって、『主語』が done、doing、to do に接続して V「うごき」にするには、

何らかの方法で、

『主語』と done、doing、to do のボールが、繋がらなければなりません。


done・doing・to do は、「これまで」「いま」「これから」をつなぐリレー選手: 英語は実はかなりシンプル(4)

 『主語』の「うごき」V を表すには、

「うごき」を表す『動詞』が、『主語』に接続しなければなりません。


『主語』は、「時間の流れ」の中にいます(あります)。


『主語』に接続しなければならないので、

別稿で紹介した

 will have been being searched 

のような長い『動詞』でも、

先頭の『助動詞』will は、『主語』に接続しなければなりませんから、

「時間の流れ」の中になければなりません。( 助動詞の人称形  /  この場合は現在形 )


『主語』は「時間の流れ」の中の『現在』か『過去』にいます(あります)が、

『現在』、『過去』は、「時間の流れ」の中の

「位置」

です。


『現在』と『過去』という「位置」だけなら、

英語はかなり簡単なのですが、そのかわり、

「~する」あるいは「~した」という「うごき」しか表現しかできません。


ある時点(現在、過去、そして未来も)を起点にして、

「これまで」、「いま」、「これから」という、

時間の「方向」が加わると、

「時間の流れ」の

* 上流を見て、「(これまで)~してきている、したことがある」、

* 目の前の流れ(瀬)を見て、「(いま)~している」、

* 下流を見て、「(これから)~することになっている」

という、

「時間の方向」のニュアンスを表現することができます


『動詞・原形』do に対して、

*「(これまでに)~してきている、したことがある」という動きが 

done (『過去分詞』)、

*「(いま)~している、しつつある」という動きが、

doing(『現在分詞』)、               ( 『動名詞』もありますが、別に扱います)

*「(これから)~することになっている」という動きが、

to do(『不定詞』です)です。

( to do の to は、"Humans went to the Moon in 1969."「人類は、1969年に月へ行った」

 の to と同じで、to do は、「いずれ do にたどり着く」という内容です。)


done、 doing、 to do は、 

stay なら、

* stayed で、「(これまで)滞在してきている、滞在したことがある」、

* staying で、「(いま)滞在している」、

* to stay で、「(これから)滞在することになっている」

という、

或る時間域(『過去』、『現在』、『未来』)から見ての、

* 「時間の流れ」の”上流”、

* 「時間の流れ」の”瀬(目の前の流れ)”、

* 「時間の流れ」の”下流”

の動きを表現できます。


 英語の V「うごき」が複雑になるのは、

*「時間の流れ」の中の「位置」(『主語』のいる『現在』と『過去』)、

さらに、(『主語』は『未来』にはいないのですが、)『未来』にあたる「位置」、

*「時間の流れ」の「方向」(上流の方、目の前、下流の方)

とが組み合わされるからです。


 『未来』には『主語』はいないので、『動詞・未来形』はありませんが、

たとえば『現在』において、

『助動詞・現在形』will によって未来を推測し、

その『未来』を起点にして「これまで」を振り返れば、

He will have finished the work by 6 p.m.

「彼は、午後6時までには、その仕事を終えてしまっているだろう」

という表現ができます。


 このように、do から派生した 

do、doing、to do は、

ある時間域( 『過去』、『現在』、『未来』)から見える

「これまで」、「いま」、「これから」という「時間の方向」を、

リレーの選手のように担当しています。






2025年9月23日火曜日

動詞・”人称形” は「時間」の”中”に、動詞・”原形” は「時間」の”外”に: 英語は実はかなりシンプル(3) 

 『動詞・人称形』は、『主語』に接続します。


『主語』は、「時間の流れ」の中にいます(あります)。


『主語』は、「時間の流れ」のなかの、『現在』か『過去』にいます(あります)。

 

そこで、

『現在』にいる『主語』には『動詞・現在形』、

『過去』にいる『主語』には「動詞・過去形』

が接続します。


 ただ、『動詞・未来形』はありません!

なぜなら、『主語』は、『未来』にはいないからです!


 Humans will go to Mars someday.「 人類は、いつか、火星へ行くだろう」

の will go は、「未来の動詞」ですが、

will は「推測(未来)の助動詞」の『現在形』!

で、

主語は『現在』にいます!


『現在』にいる主語が、

「先の時間域(未来)において、go が実現するだろう」

と推測しています。


 will go は、『主語』Humans に接続していますが、

Humans に直接に接続詞しているのは will で、

go が直接に接続している相手は、will です。

 つまり、この go は、『主語』に接続していないので、

『動詞・人称形』ではありません。


He said that humans would go to Mars some day.

「人類は、いつか、火星へ行くだろう、と彼は言った」

では、『過去』の話なので、will が『過去形』would になっていますが、

would に接続する go は、will go の場合と同じ go です。


 つまり、will go の go 、would go の go は、

一つのもので、

『現在』、『過去』という、『主語』がいる時間域の違いに関係なく、

『現在』、『過去』の、どちらにある『助動詞』とも接続します。


 したがって、この go は、「時間の流れ」の”外”にあって、

「時間の流れ」の”外”を自由に移動して、

『主語』のいる『現在』、『過去』の時間域にある『助動詞』に、

「時間の流れ」の”境界”(或いは、”岸”)を越えて接続します。


 つまり、『助動詞』(ここでは will ) は、

『主語』と一緒に「時間の流れ」の”中”にある時は、

『主語』に接続する( 『助動詞・人称形』として )と同時に、

「時間の流れ」の”外”の go にも接続して、

「時間の流れ」の”中”と”外”を"橋渡し”するという、

決定的に重要な機能を果たしています。


 別の見方をすると、

この go は、『主語』の無い動詞です。


 動詞・現在形、動詞・過去形は、

『現在』、『過去』にいる『主語』に接続して、その「うごき」を表しますが、

「時間の流れ」の”外”の go は、動詞ではあっても、『主語』に接続しない(できない)ので、

『主語』の「うごき」を表しません。


「時間の流れ」の”外”にあって、

『現在』、『過去』の時間域に対応する居場所が無く(決まっておらず)、

「時間の流れ」の”外”を浮遊している状態の動詞は、動詞の”原初形態”ということになり、

『動詞・原形』と言われます。


 繰り返しになりますが、

『動詞・原形』は、「時間の流れ」の”外”にあり、  

『主語』は、「時間の流れ」の”中”にいる(ある)ので、

『動詞・原形』は、(原則的には)『主語』に接続できません。


 つまり、『動詞・原形』が『主語』の「うごき」を表すことは(原則的には)ありません。

 しかし、

例外の一つに( 他に、『仮定法現在』 )、

『命令文』があって、


『命令文』は、普通は、相手 (You) に向かっての発言なので、

『主語』You は、分かり切っているので省かれる場合が多いのですが、

特に念を入れようと You を入れると、

"You be careful of wild animals." ( 通常は、”Be careful of wild animals.”)

「野生動物には、よくよく注意してくださいね」

(相手に強く注意を促すかんじ)


のようになり、

”命令”する「話者」が、

「時間の流れ」の”中”の You と、

「時間の流れ」の”外”の be ( 『be動詞・原形』 )を、

「話者」が強引に(?)繋いでしまっています。 





2025年9月16日火曜日

火星への旅(7) How to Get to Mars by Andrew May

 Destination Mars:  The Story of Our Quest to Conquer the Red Planet

    目的地は火星: 赤い惑星を征服しようとする私たちの探究の物語



          The reason delta-v is so important is that space travel is all about orbits, and an orbit is ultimately characterised by its velocity.

デルタV がとても重要な理由は、宇宙飛行は、すべてが軌道に関連しているからで、軌道は、究極的には、その速さ(速度)によって特徴づけられているのである。


To put a spacecraft into a desired orbit, or to match orbits with another object, it's not enough to get to a point in space -- you must be travelling at exactly the right speed, in the right direction, when you reach it.

宇宙船を、望まれている軌道に投入するためには、あるいは、(宇宙空間を移動している)別の物体(宇宙船、宇宙ステーション、衛星、惑星など)と軌道を合わせるためには、宇宙空間の(軌道上の)一点に到達するだけでは不十分であって---そこへ到達する時に、完全に正確なスピードで、正確な方向で、飛行していなければならない。


To understand this properly we need to get back to Isaac Newton, and the most famous of all his laws -- the law of gravity.

このことをきちんと理解するためには、アイザック・ニュートンにまで、そして、すべての彼の法則のなかでもっとも有名なもの---重力の法則---にまで、戻る必要がある。



  

英語が複雑そうに見えるのは、V が複雑になるから: 英語は実はかなりシンプル(2) 

先に、

 「もっとも V が複雑な英文 ---  英語は実はかなりシンプル(1)」

で例に挙げた、複雑そうに見える文は、じつは、 

The lost dog "will have been being searcher for" / for 24 hours / tomorrow noon.

                    S           V

のように、もっとも単純な文型 SV の文です。


 ただ、V「うごき」の部分が、複雑になっていて、


will [ (推測・未来の)助動詞 の現在形 ] + have [ (完了の)助動詞 の原形 ] 

     + been [ (受け身の)助動詞 be の過去分詞 ] + being [ (進行の)助動詞 be の現在分詞 ] +

     + searched for [ 句他動詞「~を探す」の過去分詞・受動 ]


のように、

一つの V「うごき」が、多くのパーツから出来ています。


それでも、will have been being searched for の全体が、一まとまりとなって、

主語 The lost cat に接続して、主語の V「うごき」になっています。


つまり、will have been being searched が、

一つの「受け身の進行の完了の未来の動詞」の「人称形」です。


* 動詞・人称形: 動詞・現在形が、主語の人称(自分、話し相手、第三者)によって形を変えるので、

ここでは、とくに、

「主語に接続する動詞」

という意味で、「動詞・人称形」という用語を用いています。