2023年8月5日土曜日

西欧中世のカオス的世界 (14)

 The Background (2nd)


At the same time the gradual infiltration of the tribes from beyond the northern and eastern frontiers of the Empire had inevitably altered its whole structure.

The tribesmen had come not to destroy Rome but to enjoy her, but if they tried hard to be Romans they had ended by making something very different out of the old Roman Empire.

Some understanding of these three forces is necessary before the history of the Middle Ages can make sense.    


同時に、ローマ帝国の北方および東方の辺境地帯の向こうの異民族が徐々に入り込み、このことが、ローマ帝国の全体の構造を必然的に変化させてきた。

これらの異民族は、ローマを破壊するためではなく、ローマを享受するためにやって来たが、彼らがローマ人になろうと懸命になった結果、旧来のローマ帝国から、まったく異なるものをつくり出してしまった。

これらの三つの力(ギリシア・ローマ世界、キリスト教会、周辺の異民族)のある程度の理解が、中世史が納得のゆくものになる前提として必要である。

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