Catastrophes to Come (1)
これからやって来る破滅
Poet Robert Frost asked the question whether the Earth will end in fire or ice.
詩人のロバート・フロストは、地球が火か氷のなかで最期を迎えるのかどうか、という問いを発した。
Using the laws of physics, we can reasonably predict how the world will end in the event of a natural catastrophe.
物理学の法則を用いると、世界が自然の破滅的大異変という出来事の中でどのように終わるのかを、筋道を立てて予測することができる。
On a scale of millennia, one danger to human civilization is the emergence of a new ice age.
千年単位の時間スケールでは、人類文明に対する一つの危険は、新しい氷河期の出現である。
The last ice age ended 10,000 years ago.
もっとも近い氷河期は、10,000年前に終わった。
When the next one arrives 10,000 to 20,000 years from now most of North America may be covered in half a mile of ice.
次の氷河期が、これから10,000年ないし20,000先に到来するとき、北アメリカの大部分は、半マイルの厚さの氷に覆われるかもしれない。
* arrives = 次の氷河期が来るのは10,000年ないし20,000年後で、その意味では『未来』の事態ですが、
will は、本来、はっきりとはわからない事態を『推測』する『助動詞』なので、
この場合、『未来』の事態だからと will arrive とすると、氷河期が来るのかどうかはっきりしない、とうことになってしまいます。
氷河期がいずれ来ることは、これまでの地球の歴史から考えて、まず確実なので、「実現する可能性がある」うごきを表す『現在形』arrives が使われています。
Human civilization has flourished within the recent tiny interglacial period, when the Earth has been unusually warm, but such a cycle cannot last forever.
人類文明は、最近の短期間の間氷期に繫栄してきており、その間、地球では異例な温かさが続いてきているが、そのようなサイクルが永遠に続くはずはない。
0 件のコメント:
コメントを投稿