( 3rd ) から、内容的に続きます。
This attitude changed quickly when astronomers discovered that, far from being an inconsequential pile of rubble, the Kuiper belt is actually home to an incredible variety of planets.
Some of these planets are the size of Pluto, and some even have moons.
Today, some astronomers estimate that dozens of planets may be lurking out there, a number that completely dwarfs the familiar inner group that includes Earth.
Even before we left the solar system, in other words, the simple paradigm of "nine planets orbiting the Sun" was breaking down.
Instead of being a lonely, demoted outsider, Pluto became the beginning of a previously unknown collection of worlds.
この(カイパー・ベルトは、建設現場に残された瓦礫のようなもの、とでもいう)態度は、カイパー・ベルトは、雑然とした余剰物質の集積どころではなく、実は、信じられないほどに多様な惑星が存在しているところだということを、天文学者が発見した時、一変した。
これらの惑星のなかには、冥王星の大きさのものもあり、衛星があるものさえある。
今日、数十の惑星が、遠いその場に隠れているかもしれない、と予測する天文学者もいるが、これは、地球を含む、私たちに馴染み深い、カイパー・ベルトの内側のグループを、数字的に圧倒する数である。
言い換えれば、太陽系を離れ(て、他の星系を探索し)なくても、「太陽を公転している9個の惑星」という太陽系の単純な捉え方は、壊れつつあったのである。
一人ぼっちの、格下げされた、仲間たちから遠く離れた惑星ではなく、冥王星は、これまで知られていなかった惑星の集まりの、最初のメンバーになったのである。
* nine planets:
Pluto は、1930年に、アメリカの Clyde William Tombaugh によって発見されたため、2006年に planet から格下げされて dwarf planet になったときは、アメリカの天文学者の中には、冥王星の外側で冥王星クラスの惑星が次々に発見され、冥王星を惑星としておくといずれ惑星の数が膨大になることが予想されるので、惑星の定義を変えなければならない、という理屈は理解できるものの、感情的には受け入れ難い、という人も多かったようで、本書の著者も、別の箇所で、降格を "silliness" と言っていますが、「9番目の惑星ではなくなったが、その外側のもっと大きな惑星の世界の、最初のメンバーになった」という言葉に、冥王星に対するアメリカの天文学者の、格別な想いが感じられます。
* may be lurking = may(助動詞・現在形) + be lurking(進行の動詞・原形)
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