2024年12月26日木曜日

The New Realities 新しい現実(15) Peter Drucker

 The 1973 divide   (1)

1973年の分水嶺


Economically the 'oil shock' of 1973 and President Nixon's decision, two years earlier, to let the dollar 'float', can also be considered 'non-events'.   

経済的な面では、1973年の「オイル・ショック」と、その二年前の、ニクソン大統領の決断{ ドルを、変動相場制に移行させる }は、これらも、「重要な出来事」ではない、と考えられる可能性はある。  


An economic statistician who looks only at figures such as gross national product, economic growth rate, foreign trade statistics, and so on, would see little effect beyond immediate, short-term, and statistically insignificant fluctuations. 

経済統計学者 [ その人は、国民総生産、経済成長率、貿易統計などの数字のみを見ている ] は、目前の、短期の、統計的に取るに足りない変動を超えるものは、無いに等しい影響にしか気付かないだろう。


Similarly, if one only looks at how institutions behave, the student rebellions of the late 1960s -- the momentous, earth-shaking, headline-making events in Japan, in France, in Germany, in Italy, in the US -- must also be considred non-events.

同じように、もし、人が、組織がどのように対応するかのみを見れば、1960年代後半の学生の反乱 -- 日本で、フランスで、ドイツで、イタリアで、アメリカで、重大な、社会を揺るがすような、新聞の大見出しになるような出来事 -- も、やはり、どうということのない出来事と考えられるに違いない。


They made no difference whatever in the way any one of these institutions  -- governments, universities, society altogether -- behaves.

これらの組織 -- 政府、大学、社会全般 -- のうちのどれであれ、その対応の仕方においては、どのような違いも見せることはない。

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