2025年9月7日日曜日

Exoplanets 太陽系外惑星(22) by Michael Summers & James Trefil ( Smithsonian Books )

 A Word about Chauvinisms   (3)



          Surface chauvinism is the idea that life has to exist on the surface of planets.

   '表面が必須であるという考え’ は、生命は惑星の表面に存在するはずである、という考え方である。


This is what lies behind the search for the Goldilocks planet, for example. 

たとえば、これは、ゴルディロックスの原理【 生物の発生には、暑すぎも寒すぎもしない、ちょうど良い温度が望ましい、という考え】に合っている惑星を探すことの背後にあるもの、である。


* Goldilocks principle 「ゴルディロックスの原理」

 Goldilocks and the Three Bears「ゴルディロックスと三頭のクマさん」という童話の中で、ゴルディロックスという名の小さな女の子が、森の中で三頭のクマさんが住んでいる家を見つけ、クマさんたちが出かけているので中に入ってみたところ、テーブルの上に三つの皿に入ったお粥があったので、味見をしたら、最初の一皿は熱すぎ、次の一皿は冷たすぎ、最後の一皿がほど良い温かさだった、ということから、生命は、ほど良い暖かさの惑星や衛星でなければ発生しない、という見解が、ゴルディロックス的な考えと呼ばれるようになりました。


Yet it is actually a strange notion for a terrestrial scientist to have.

しかし、それ ( surface chauvinism ) は、実際は、地球にい(て、地球を知ってい)る科学者が持つのは不思議な見方、である。


After all, we know that on our planet there are complex ecosystems at deep-sea vents, miles below the ocean surface. 

なんといっても、私たちは知っている  /  私たちの惑星には、海洋の水面の数マイル下の、深海の噴気孔に、複雑な生態系があること、を。


We also know that there is bacterial life in rocks miles below the surface of the continents----in fact, some biologists have argued that such organisms make up the majority of  Earth's biomass.

私たちは、また、知っている  /  大陸の表面の数マイル下の岩石層の中には、バクテリアを中心とする微生物的生命が存在する、と  /  ---事実、生物学者の中には、そのような生物が、地球のバイオマス(特定の地域に棲息する生物の総量)の大部分をつくっている、と主張してきている人々もいる。


Why should exoplanets be different?

なぜ、太陽系外惑星は違う、ということになるのだろうか?




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