2025年9月29日月曜日

done・doing・to do は、どれも、『名詞』、『形容詞』、『副詞』のように働きます-----英語は実はかなりシンプル(6)

  『文型』に使われる品詞の種類は

『動詞・人称形』、『名詞』、『形容詞」、の3種です。

これだけで、どの文型の文も作れます。


 さらに、文型の要素ではありませんが、『名詞』”以外”を説明する

『副詞』が加わって、


『文』を作るのに必要な品詞は、

『動詞・人称形』、『名詞』、『形容詞』、『副詞』の4種です。


* ここで、

done、doing、to do は、

「時間の流れ」の”外”にあり、

『主語』は、「時間の流れ」の”中”にあるので、 

do、doing、to do は、

『主語』に接続できません。つまり、

done、doing、to do は、

『動詞・人称形』ではありません!


 したがって、 

done、doing、to do は、

『動詞・人称形』以外の、

『名詞』、『形容詞』、『副詞』として機能します!!



(1) もっとも馴染みがあるのは、

to do の、

『名詞的用法』、『形容詞的用法』、『副詞的用法』ですが、

次のような用法も、to do の『形容詞』のような用法と考えられ、


*    Neal Armstrong was to become the first human to set foot on the Moon.

  「二―ル・アームストロングは、月に足を下ろす最初の人間になる運命だった」では、

Neal Armstrong = to become「これから ~ になる」・・・ という関係で

(was は『助動詞』)、

to become が、

 Neal Armstrong は、「これから月に足を下ろす最初の人間になろうとする」、

 と説明するので、

to become は、『形容詞』のように機能しています。


 to set・・・は、the first man に付いて、説明しているので、

やはり、『形容詞』としての機能です。



(2) doing の『名詞的用法』が

『動名詞』で、

さらに、


* He is singing on the stage. (『進行形』)では、

  「彼は、ステージで歌っている」では、

He = singing・・・

という関係で He を説明しているので、

doing は『形容詞』のように働いており、


* He rode his bicycle along the river, singing loudly.

「彼は、大声で歌いながら、彼の自転車を川に沿って走らせた」では、

rode を、「並行して発生している動き」として

『副詞』のように説明しており(『分詞構文』)、



(3) done は、

「これまで」におこなってきた動き、

なので、

「~をしてきた、~したことがある」という

「実績」であり、


* Humans have landed on the Moon.

「人類は、月に着陸したことがある」は、

「『現在』にいる人類は、月に着陸したという”実績”を”持っている”」

という内容で(『現在完了形』)、

この場合、

『過去分詞』landed は、

『助動詞』have の『目的語』のような立場なので、

done の『名詞』としての機能であり、 


* 『他動詞』の場合は、

たとえば write「書く」の『過去分詞』は、


** 主語側が、「これまで」の時間域で「書いてしまった」とき、

** 目的語側は、その結果、「いま」の時間域で、「書かれてしまっている」という”状態”になり、


* "Blue Highway" was written by William Least Heat-Moon.

「”ブルー・ハイウェイ”は、ウィリアム・リースト・ヒート=ムーンによって書かれた」

では、

Blue Highway = written・・・ の関係で、Blue Highways を、

『形容詞』のように説明しています(『受動態』)( was は『助動詞』)。


* The asteroid probe Hayabusa returned to Earth, watched over by many people.

「小惑星探査機はやぶさは、大勢の人々に見守られて、地球に帰還した」では、

句他動詞・watched over 「見守る」は、


** 主語側は、「これまで」に「見守ってしまった、見守ってきた」

** 目的語側は、その結果、「いま」は「見守られている」 

という内容になり、

『受動』のニュアンスの「見守られている」が、

returned を『副詞』のように説明しています。(『分詞構文』)


 『分詞構文』は、『現在分詞』、『過去分詞』の

『副詞的用法」という見方も出来ます。





0 件のコメント:

コメントを投稿