『文型』に使われる品詞の種類は、
『動詞・人称形』、『名詞』、『形容詞」、の3種です。
これだけで、どの文型の文も作れます。
さらに、文型の要素ではありませんが、『名詞』”以外”を説明する
『副詞』が加わって、
『文』を作るのに必要な品詞は、
『動詞・人称形』、『名詞』、『形容詞』、『副詞』の4種です。
* ここで、
done、doing、to do は、
「時間の流れ」の”外”にあり、
『主語』は、「時間の流れ」の”中”にあるので、
do、doing、to do は、
『主語』に接続できません。つまり、
done、doing、to do は、
『動詞・人称形』ではありません!
したがって、
done、doing、to do は、
『動詞・人称形』以外の、
『名詞』、『形容詞』、『副詞』として機能します!!
(1) もっとも馴染みがあるのは、
to do の、
『名詞的用法』、『形容詞的用法』、『副詞的用法』ですが、
次のような用法も、to do の『形容詞』のような用法と考えられ、
* Neal Armstrong was to become the first human to set foot on the Moon.
「二―ル・アームストロングは、月に足を下ろす最初の人間になる運命だった」では、
Neal Armstrong = to become「これから ~ になる」・・・ という関係で
(was は『助動詞』)、
to become が、
Neal Armstrong は、「これから月に足を下ろす最初の人間になろうとする」、
と説明するので、
to become は、『形容詞』のように機能しています。
to set・・・は、the first man に付いて、説明しているので、
やはり、『形容詞』としての機能です。
(2) doing の『名詞的用法』が
『動名詞』で、
さらに、
* He is singing on the stage. (『進行形』)では、
「彼は、ステージで歌っている」では、
He = singing・・・
という関係で He を説明しているので、
doing は『形容詞』のように働いており、
* He rode his bicycle along the river, singing loudly.
「彼は、大声で歌いながら、彼の自転車を川に沿って走らせた」では、
rode を、「並行して発生している動き」として
『副詞』のように説明しており(『分詞構文』)、
(3) done は、
「これまで」におこなってきた動き、
なので、
「~をしてきた、~したことがある」という
「実績」であり、
* Humans have landed on the Moon.
「人類は、月に着陸したことがある」は、
「『現在』にいる人類は、月に着陸したという”実績”を”持っている”」
という内容で(『現在完了形』)、
この場合、
『過去分詞』landed は、
『助動詞』have の『目的語』のような立場なので、
done の『名詞』としての機能であり、
* 『他動詞』の場合は、
たとえば write「書く」の『過去分詞』は、
** 主語側が、「これまで」の時間域で「書いてしまった」とき、
** 目的語側は、その結果、「いま」の時間域で、「書かれてしまっている」という”状態”になり、
* "Blue Highway" was written by William Least Heat-Moon.
「”ブルー・ハイウェイ”は、ウィリアム・リースト・ヒート=ムーンによって書かれた」
では、
Blue Highway = written・・・ の関係で、Blue Highways を、
『形容詞』のように説明しています(『受動態』)( was は『助動詞』)。
* The asteroid probe Hayabusa returned to Earth, watched over by many people.
「小惑星探査機はやぶさは、大勢の人々に見守られて、地球に帰還した」では、
句他動詞・watched over 「見守る」は、
** 主語側は、「これまで」に「見守ってしまった、見守ってきた」
** 目的語側は、その結果、「いま」は「見守られている」
という内容になり、
『受動』のニュアンスの「見守られている」が、
returned を『副詞』のように説明しています。(『分詞構文』)
『分詞構文』は、『現在分詞』、『過去分詞』の
『副詞的用法」という見方も出来ます。
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