2026年7月18日土曜日

中学一年生の英語は難し過ぎでは?【1】   英語は実はかなりシンプル(22)

  中学一年で英語に接すると、

さっそく否定文が出て来ます。


Penguins swim.       「ペンギンは、泳ぐ」 

に対して、

Penguins do not fly.         「ペンギンは、飛ばない」

のようになりますが、

do が突然出て来るので、戸惑うことになります。


ペンギンは、海で泳いで魚を捕まえますが、その為にベストを尽くのは、

Penguins do their best.        「ペンギンは、ベストを尽くす」

ですが、

いつもそうとはかぎらない、という趣旨でこれを否定すると、

Penguins do not always do their best.      

「ペンギンは、いつもベストを尽くすとはかぎらない」

のように、

do が二つ出て来て、またしても戸惑うことになります。


否定文に突然出て来る do  は『助動詞』で、


do が二つ出て来る場合、

do not の do は『助動詞』で(not は 『助動詞』に付きます)、

do not の次の do は『動詞』です。


do not do は、

do not + do

という構造になります。


『助動詞』do も、『動詞』do と同じように、

「(~)をおこなう」の意なので、

do not do は、

do not(おこなわない)+  do(おこなう<を>)

という構造です。


      ***their best

ーーーーーー===------------------------


      @Penguins                                                            時間の流れ→

      ***do 動詞

ーーーーーー===------------------------

         現在



      ***their best

      ***do 動詞原形

      ***always

      ***not

ーーーーーー===------------------------

      ***do 助動詞

      @Penguins                時間の流れ→


ーーーーーー===------------------------

            現在 


do not do の部分は、

『助動詞』do が、notを伴って、後ろの『動詞』 do に対して、「(おこなうこと)をしない」という働きかけをするので、

do(V') not do(O')

のように、

SVO の V と O に準ずる関係になります。


つまり、

否定文では、『助動詞』が中心的な働きをします。

そして、上の図にあるように、

『動詞原形』は、(現在形も過去形も無いので、)「時間の流れ」の外にあり、

『助動詞』do は、「時間の流れ」の中にあって『主語』に接続しながら、

同時に、「時間の流れ」の外にある『動詞原形』にも接続して、

『主語』と『動詞原形』を橋渡しします。


この事情を軽視して、「より少ない要素で説明した方が、分かりやすいはず」と、

『助動詞』の説明を省くと、親切心が仇になって、かえって分かりにくくなってしまいます。


ただ、do not do のような例が、戸惑いを生むのは無理のないことなので、

『助動詞』do の代わりに『助動詞』can を用いれば、

『否定文』は、遥かに分かりやすくなります。 


can は、古英語における「知っている、(知っているから)できる」という意なので、

can do は、

SVO の V と O の関係に準ずる関係にあります。


このように、

『be動詞』以外の動詞(『一般動詞』)の『否定』における

『助動詞』do, can  + 『動詞原形』

の構造は、SVO の VO の構造に準じています。


『一般動詞』の否定文の理解を容易にするには、

否定文に接することをしばらく後回しにして、

SVO の構造に慣れてから、

『助動詞』(V')   + 『動詞原形』(O')

に進めば、違和感なく受け入れられると思われます。

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